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黒豹は夜を切り取らない。

20180922 ご質問頂いたのでお答え致しました~。

嘘予告、スクカー篇。

CategoryDevil I Know
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それは山に囲まれた閉鎖的な空間にある女学校での物語。

裕福な家に生まれ育ちながらも両親を失うと共に何もかも失くしたミカサは、孤児院でエレン、アルミンという少女に出会う。皆両親や家族を失い、辛い思いをしている者ばかりだったが、この二人とは特別仲が良くなった。
率直で裏表のないエレン。内気なものの読書家で知的なアルミン。
二人がミカサの新しい宝物だった。

そんな三人はある全寮制の女学校に行けることになった。信仰に基づく博愛精神から差し出された手だと説明されたが、おそらくは国からの助成金目当てであろう。学校内の雑務もこなすことで、学費は全額免除、成績を収めれば奉公先も世話してくれるという。三人離されることがないなら、と皆で伝えると、それは問題ない、と言われた。
ほかの生徒たちは皆良家の子女ばかりで、君たちとは簡単に仲良くなれないかもしれないからね、三人で助け合うのが良いでしょう。
学校からの使者は薄ら笑いを浮かべて、冷たく言い放った。



可愛い真っ直ぐなエレンを取られたくない。リヴァイ先生には踏み込んでほしくない。三人の関係が壊されるくらいなら、私がリヴァイ先生をエレンから遠ざければいい。
私たちの平和のために。


「せんせい。私を、先生の好きにしてもいい。……その代わり、エレンに構わないで。私には、エレンが必要。あの子だけが私の支え。だから、」


大好きだったおにいさまも、平和で安穏とした子供でいられたあの頃も、もうどこにもない。
エレンは私に、あの純粋だった頃の私を思い出させてくれる。
清らかで歪みがなくて素直で、感情を隠せない可愛いひと。

エレン。どうしてリヴァイ先生には懐いてしまうの? 私が居るのに。どうして? 私が居れば、必要ないでしょう?



「進撃のすくうるかあすと:Japanesque」


そこは戦後の混乱を引きずる日本によく似た何処か。



「少年は年が少ないと書くが、少女は女が少ないと書くよな。女ってのはどうあっても女以外にゃなれねえんだろうな」
リヴァイの手がセーラー服の胸元のスカーフをほどいた。
「あなたも、女だというだけで蔑みたい男のひとりですか」
しゅる、と音がしてスカーフが取り去られる。
「そんなつもりはねえが。……綺麗なもん愛でるのは嫌いじゃねえよ。汚ねえもんに塗れるより気分いいだろ」
「そうですか」
「お前にとって、男こそが蔑みたい対象なんじゃねえのか。差し出されたものをこうやって平然と食い散らかそうとしてんだからな」
「食べる価値はある、ということですか」
「……ねえと思って差し出してはいねえだろ。お前はお前に食える価値があると俺に差し出したんだ」
セーラー服の裾に手をかけてゆっくりと引き上げる。ミカサは両腕を静かに上げた。
「若さなら、価値があるかとは思いました。遊女や淫売はそうでしょう?」
セーラー服はゆっくりとゆかにすべり落ちた。スカートの金具も外され、足元にばさりと落ちる。
ミカサは白のシュミーズとペティコオトだけの姿になった。
「青すぎても食えねえもんだ。……お前は、――美味そうだ」
そう言うとミカサの小さな唇に唇を重ねた。


平気。こんなのは、平気。なんでもない。
ただ。このひとは、……大好きだったおにいさまに、どことなく似ている。それが、ひどく悲しい。

おにいさまには、もう会えないけれど。どこか似ているこのひとを通して、おにいさまには嫌われてしまいそうで、こわい。軽蔑されてしまいそうで、――

どうして、死んでしまったの。私をひとりぼっちにして。

エレン。エレンだけは、どこにも行かないで……。

「こんな時くらい、俺のこと考えろよ、ミカサ」

やめて。そんな声で、名前を呼ばないで。

おにいさま。ごめんなさい。エレン、私を軽蔑しないで。離れないで。ずっと一緒に居て。せめて、あなただけは。
アルミンと私と、三人。それで十分だったでしょう?

綺麗なものは、綺麗なまま、大切にしまっておきたい。私みたいに、汚れないように。



――少女は、いつまでも少女のままでは、いられない。




…みたいなのが浮かびました。

浮かびました、じゃねーよ。
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「スクールカースト」パロの「アクマ~」(アホみたいなタイトルつけちゃったなー)、本来なら学園モノなのに、学園モノらしさひとつもない……(笑)。

学園モノ+リヴァミカ+しっとりした雰囲気(えろ味アリ)のもの、ってないのかなー。

はい来た。ないのかなー、からの、妄想。スクカーもそこから始まっただろ。お前懲りねえな。

ミカサとエレン(女子。にょたエレン、先生がお描きになったから無問題)、アルミン(女子扱いお約束)の三人が身を寄せ合うようにして過ごす寄宿学校(むろん良家の子女が通う女子高)とリヴァイ先生、というのがぽん、と出てきた。

どうすんのさソレ…。

明治大正とか昭和初期くらいの日本みたいなところ。
自分が既に失って久しい純粋さと裏表のない真っ直ぐな心を持つエレンに惹かれるミカサ(女子と女子)、ミカサもエレンも大好きなアルミン(女子と女子と女子)は三人全員身寄りのない子で、学園が助成金目当てに在籍させてくれるおかげで、辛うじて学生として過ごすことが出来ている。皆身寄りもなく貧しいので他の生徒たちからは遠巻きにされ、なにとはなしに、あるいは明確に迫害されている。まさにカーストの底辺扱い。
負けん気が強く素直なエレンは、そっけないけれど自分たちを決して差別しないやさしいリヴァイ先生が大好き(not性的な意味で。エレンはどこまでもピュアであくまでも憧れてるだけ。やさしい頼れるお兄さんとして慕っている)。
冷静で淡々とした態度でオトナっぽいミカサは、エレンの純粋さを愛していて、いつかリヴァイ先生に取られてしまうのではないかと気が気ではない。エレンから遠ざけたい。
アルミンは大好きな二人と一緒に居られればそれで嬉しい。ただ、何故かミカサがいつもエレンを気にかけているのを見ると胸が痛むことがあって戸惑ってる。
リヴァイ先生はいつも怒ったような顔をした教師で、口を開けば女学校には不向きな乱暴な口調で話すものの、面倒見がよくやさしいのでは、と思わせる言動をする。何より、学生を身分や出自で差別をしない。

ミカサには幼少の頃やさしくしてくれたかなり年上の男の子がいて「おにいさま」と慕っていたが、ある日忽然と姿を消して「死んだ」と伝えられる。その後両親まで失って、かつての明るい少女ではなくなってしまった。
リヴァイ先生はその「おにいさま」に少し似ていて、口こそ悪いけれどやさしくしてくれるので嫌ってなどおらず、むしろ好意すら抱いているものの、エレンの件があって素直になれない。

その辺りをメインに、カースト最上位には学園きってのご令嬢ヒストリアがいて、学園専属庭師の娘ユミルと温室で密かな交流があったり、孤高を保つアウトローな雰囲気を持つアニは近隣の男子校のベルトルトに想いを寄せられてたり、田舎の成金の父に行儀見習いも兼ねて学園に放り込まれたサシャは打ち解けられない自分を持て余しつつ寂しさを紛らわすために食べることに逃げたり、みたいなのを足せばなんかソレっぽいの出来んじゃね的な。

ジャンとかライナーとかはその近隣の男子校にぶっこみます。きっとジャンはミカサに一目惚れするお約束。やはりその男子校のコニーは行きつけの定食屋でがつがつ食うお嬢様学校の制服着てるサシャと出会えばいいさ。ライナーはヒストリアの許婚として登場するとか(そして結婚なんてまだ考えたくも無いヒスにはなんか避けられてる)。

みたいな妄想がね、浮かびまして。

嘘予告って楽しいです、諌山先生!(笑)

20170910→
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