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黒豹は夜を切り取らない。

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正論、異論、反論。

Category - 日々記
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本誌最新108話「正論」、読了。今回のタイトルはそれほど深い意味はありません。正論があれば異論も反論もあろう、実際にそんなオハナシだったな、くらいのカンジでつけただけですので。
特に、内容だとかに何かぶつけたいものがある、とかではないのよ。
なお、最後でちょっとコミックス新刊にも触れていますので、ご注意下さいね。

はい、何の遠慮もなくがしがしネタバレあります。未読の方は回れ右でお願い致します。

涙腺とかぼんやりしたアタマとか、色々と揺さぶられて大変。ここしばらく毎月たいへん!! そんな訳で参ります。

1:ヒス懐妊?のお相手判明

2:ナイルの真っ当さ

3:サシャ前・サシャ後

4:夕日のせい

5:サシャが助けた少女とサシャを奪った少女


ざっくりだとこんなカンジか。

1:ヒス懐妊?のお相手判明

「仲間」からではなく、かつてほんの少し接点のあった青年を選んだ、ということか。ヒストリアの表情の冷めた感じがものすごく哀しかった。とても好きだから、とか、相手のこんなところがよくて、とか、そんな甘やかなものは感じられず、「イヤではないから」くらいにしか思えないような印象。
甘さがない方が、ヒストリアにとっても少しラクなんだろうかとか色々考えるとせつない。感傷めいたものを排除して、義務を遂行しようとしているみたいで。向こうは少なからず好意を寄せているらしい、というのがかすかな救いに思える。
懐妊が偽装では、とファンの間では考察されてもいるみたいですね。作中でも妊娠している間は巨人化を免れる、と言及されてますし。
子供を授かって産んで、それそのものが喜びに満ちたものだとしてもいずれ喪うためだとわかっているし、自分の死後も延々繰り返すしかないかもしれないと思えば、どんな喜びや充足感もない方がヒストリアにとってはマシなのかもしれない。
それに、かつて自分の母親が置かれた立場や、自分がどんな扱いを受けたかにも想いを巡らせるだろうし。
ヒストリアにとって、「残酷」しかないんだな、世界は。

「結婚してくれ」。ユミルの手紙のことばは何を意味するのか、また思い返してる。わざわざライナーの監視下で手紙を書いていると言及してまで伝えようとしたのは、何だったのか。
何ていうか、(同性同士、ということなら)生殖に繋がらない、精神面だけの強い繋がり、みたいにも思えて、ヒストリアには何より必要だったもの、にも思えてくるし、何だか辛い…。

巨人化したユミルの肩に乗って何も怖くないと感じたあの時だけが、本当に解放されて喜びに満ちていたのかもしれないと思うと悲しくなる。逆に言えば、死ぬかもしれない危険の只中にあっても、大切なひとと駆け抜けてゆけるならしあわせなんだろう。
ヒストリアは、王座という鳥籠に囚われたまま。悲しい。

壁で世界を拒絶しながら、壁に守られてる。どこにもいけないひとたちが生み出した立体機動装置って、なんかもうすげえなとしか…。人工の翼ですよ…。

2:ナイルの真っ当さ

エルヴィンの知己にして憲兵団師団長。妻子ある身で色々思うところもあるのか、ヒストリアをひとりの女性、一個の人間として尊重することが出来る人物だということが明確に判る物語冒頭。エルヴィンとの交流が彼が死ぬ前まであったことからも、マトモなひとではあろうと思わせるのですが。
そして、ひととしてあらまほしき正論ではあっても自分たちがこの先も生きてゆくことを考えると、それだけで先に進むことが出来るのかと迫られるような現実がある。
ヒストリアの不在をいいことに侮蔑的なことばを並べる男も、冷静かつ理想だけでは生きていけないことを知っているから口にするのかもしれない。
だとしても、かなり不快な発言だったけど。
ヒストリアはひとりの女性として思うように生きていくことすら出来ない。親の愛情も知らず、恋も知らないまま、家畜のように子供を産むことを強いられる。
胸を張って生きろと言ってくれたひとももう逢えない。救いがないよ…。

ニコロたち捕虜(?)は、何と言うか、「マーレ人」と一括りにされてこき使われているような印象受けました。そして、何か胸に秘めていそうなニコロ。
タダ飯食わせておくほどの余裕もないし、せいぜい遅れた文明を推し進めるべく、彼らにあれこれ提供してもらうのがベストではあるんですが。
ファルコが必ずしもパラディ勢の人間が自分たちにただ冷たく当たる訳ではないことをきちんと理解しているように、ニコロ辺りもひととして分かり合えない訳ではないことをきちんと判っている、と思う。それでも、立場は立場、パラディに尽くすことを半ば強制されている。
ああいう関係性は、見ていて息苦しくなる。ひととして分かり合える部分を持っていても、なあなあにするというか、ニコニコ笑って手を取り合って、なんて出来るはずもなく、それぞれの「立場」「立ち位置」で相対するしかなくて、それが何とも苦い。
個人として嫌ってる訳ではないのが描かれてるからなあ。

3:サシャ前・サシャ後

地味にライフを削られるのが、コレ。パラディ空白の4年に触れる時、現在と交錯するため、サシャが居なくなる前か後か、になってしまう。
「かつて」にはサシャが居て、「今」はもう居ない。常に「ああ、サシャは居ないんだな」という事実を思い出させられてしょんもりしてしまうわ。
個室に集まって話し合う104期たちの中に、サシャはもう居ない。それでいて、誰も忘れてない。忘れていても辛い、憶えていても辛い。ああああああああ。

4:夕日のせい

多分ファンであれそうでないひとであれ、今月のエレンは印象深かった、はず。微笑ましさとあたたかさ、それでは上塗り出来ないいつも彼らと共に在る逃れられない現実。

いさやませんせいは、常に理想の美しさとか夢や思い出のくれるときめきを描いても、現実も一緒に突きつけてくるカンジ。美味しいケーキに体重計とカロリィ表を添えてくれるような意地の悪い優しさを感じる(笑)。
ナイルが出来るだけひととしての配慮を示せる人物であるのと同時に、理想だけでは立ち行かないものがあると言及する人物が同席しているみたいに。全てを凌駕し得る強さを持つリヴァイが、排除したい敵が居ても手が出せない状況があるみたいに。

エレンが明確に仲間を大切だ、というのを初めて見た。ライナーたちを「裏切り者」と呼ぶくらいにはやはり周囲の同期を大事に思ってたんでしょうけど、あれほどはっきり言うとは。吃驚した。そして照れて赤面するエレン…え、なんですかソレ(真顔)。
あまりに正面切って言われてどうしていいかわからなくなって無言な104期たちがクッソ可愛いw ジャン可愛いなあ、もうみんな可愛い。BBA涙出たわ。もうやめて。BBAのライフ0だから!

あの「進撃」含む巨人の継承者を考えなくては、という時に、104期全員が「自分が」と名乗りを上げるオチなしダチョウ倶楽部をやらかすと思わなかった(笑)。
しかも、それぞれに仲間を慮ってるのかな、と思わせて泣ける。
ミカサは東洋の血が混じるアッカーマンであるが故に無理だと言われ、ジャンが優秀だから自分がと名乗りを上げればコニーがそんな優秀ならお前は導く側になって俺が、と言い、サシャがコニーはおばかさんだから無理、私がと言ってコニーにお前のがばかだから無理だと否定される(笑)。

13年です。命の期限が明確になる。それなのに、誰も躊躇わない。決してエレンやアルミンが背負っているものを軽んじてる訳ではないはず。むしろ、辛いものなのを目の当たりにしてきてる。
まず、調査兵団に在籍する、というのが常に死と隣り合わせだから、だと思う。むしろ、13年は確実に生きられるのか、と思うのかもしれない。死にかけるほどの危険、痛みや苦痛を味わわなくてはいけないけど。
それと、巨人化能力を持つエレンに寄りかかってる、という自覚もあるのかな、と思ってしまった。忌むべきはずの巨人の力こそが辛うじて自分たちを守る砦になっているとわかっていない者は皆無でしょう。今となってはアルミンもそうだけど。そして、そのアルミンに命の期限を与えたのは自分たちでもある、ということも忘れていないはず。自分の意志で放棄することの出来ないものを押し付けたといえば押し付けたんだから。アルミンは自分で選択したのではないのに、エルヴィンを差し置いて生きているかのように言われてしまうし、救われてありがたい反面辛くもある。

嬉しくもありがたくもないはずのそれを、すり抜けようと思わないんですね、ジャンもコニーもサシャも。誰かに押し付けようとしないで、むしろ引き受けようとする。仲間には背負わせたくない、んだろうなあ。なにそれ。やさしい子ばっかじゃん。
もう長生きなんてものは無縁のエレンが、仲間にはずっと生きていてほしいと願うのと、ためらいもなく自分が受け継いでやると言えるみんなとを見てると、もうね、…。

ミカサが真っ先に名乗りを上げたのを見て、少し驚いた。ミカサなりにエレンが先に逝ってしまうことを受け容れた、ということなんだろうか。いや、そうせざるを得ないんだけど。事実を知った当初はそれを否定したくてしょうがない子だったのに。
大人になる、というのは、諦める、と同義の時がある。それなんだろうか。
「あの時」はアルミンの命を諦めようとした。エレンは頑としてそれを拒否したけれど。
エレンであれば何でも受け容れる、という意志の表明なんだけど、そっか、…エレンが限られた命だっていう事実も受け入れてる、のかな…。

臆面もなく言ってしまったエレンも、それを聞く羽目になってしまった面々も、顔を赤らめてるとかもう何なの。それを優しく「夕陽のせいだよ」と言ってあげるアルミンの表情の大人っぽさと穏やかさ。誰も彼も愛しいわ。

あれですかね、またこれでもかって辛い何か来るんですかね。きっとそうですよね。

こういう、平和を噛み締めた後って、ロクなこと起きないんで!!

ミンはもう髪を短くしてて、ミカサは逆に結えるくらい伸びてた!?(今後書く予定の原作ベースで髪を伸ばすミカサ、てのがある私)
そして成長著しい彼らに、「図体ばかりでかくなりやがって」、は、二次でも結構見たけど、本家本元の兵長も仰いました(笑)。まあわかってたよね…orz 兵長もう身長に関しては伸び代ないから! みんな育ち盛りだし!(何しろ海の幸わっさーでマーレ料理食って、食事の栄養価も格段に上がってるぜ! …海の幸もよく食うようになったみたいだけど、オイ、農地開拓とか畜産の充実はどうなった?? サシャの願いというか希望でもあったはずだろ? きっと魚の干物とかの保存食なんかも作られるようになってるよね)

5:サシャが助けた少女とサシャを奪った少女

きましたね。ラストがまたきっつい…orz

ついったでは、TLに、ガビにサシャの家族が皆殺しにされるとか、そういう展開が来そうで怖いし、あっても驚かない、みたいなのが流れてきました(チベットスナギツネ顔になる璃果)。
私は逆で、かつてサシャに助けられた彼女が何らかのカタチで「報復」するのかな、と思ってしまった(笑。必ずしも物騒なことをしでかすのではなく、救われた人間によって命であれ立場であれ譲られたり理解を示されることでガビに敗北を味わわせる的なね、そういうヤツとかね)。武器を持たぬ者の強さとか戦い方、みたいなもので、「復讐」しちゃったりすることってあるのかなーなどと。

ガビのあの必要なら殺すという割り切りっぷりも正直胸糞悪い。多分やりたくないけど仕方なく、だろうとは思うし、そうであって欲しい。でも、同じ人間、という視点を、同族でありながらバッサリ切り捨てられる気持ちもわからないし、躊躇いの無さもゲンナリする。今は狂気にかられてるから余計ヒドイんだけど、どうもなあ、…ジャンやアルミン、104期たちが王政篇で躊躇ったり葛藤してるのを見ちゃってるからな。受け付けない。

ガビの奴隷根性(まさに…)が凄まじい。「パラディの悪魔とは違う!」って、主張する必要のある人間皆無の中で「奴隷/飼い殺しの家畜」であることが誇りなの、この子は。洗脳効果というか、「認めたくないものだな若さゆえの過ちというものは」的なヤツなの?(すみません、「ガンダム」よく知らないのにネタにして)
もうイヤってほど判ってるんじゃないのか、この子は。パラディ島の人間は直接的に何も悪い事もしていないのに一方的に襲撃されて殺された被害者の側面もあって、自分はそれをした側の人間として存在するしかなくて、逃げ場もないし、ただ今ある状況をやり過ごせば、そしていずれ「悪魔ではない」と理解して「頂ければ」と考えることで自分を保つ惨めな存在なんだってのを。
認めたら、あの収容所での生活が、蔑まれ続けた日々が、無意味で無価値になってしまうんだろう。
ライナーの母親と同類な感じ。偽りにすがることでしか自分を保てないのかと。

認める勇気がない、ということを、認めたくない。そういう強さを持っていない、という事実を見ないでいようとする弱さ。強固なのはその頑なさだけ。

ピークやポルコたちも、まだマーレの為に戦おうとするんだなー何がそうさせるんだろう、と不思議な気持ちで見てしまう。自分たちを侮蔑する人間たちのために命を張るって何なんだろうなと。
パラディ勢は、自分たちの生活を守りたいだけだから、わかる。ジークのように静かにレジスタンスの意志を燃やす、ということもないまま、……あれは、諦めなの? 自分たちを蔑む人間のために命削るって。そうしないと処分されて終わるから?
……しょうがないのか。ジークみたいにマーレに戦いを挑める何かを持ってないんだし。ジークですら、秘密裏に密かに動いてたんだろうし。

島に渡って迫害も受けず安穏と100年の惰眠を貪ったことが、パラディ勢の罪になるのか。はぁぁぁぁああああ。 

相変わらず盛り沢山でした。

マーレに拠点を築こうとしたのは、そもそもハンジのアイディアだったのか。ハンジらしく、不明な自分たちが怖いのなら理解してもらえばいい、自分たちもわからないものなら知ればいい、という前向きな考えを提示していたのが良かった。
相互理解で出来るだけ争いを回避したい、とても健康的だと思う。ああ、ハンジは好奇心のひとだった、そしてまともな大人だった、と実感出来て嬉しかった。
物事を厳しく見るエルヴィンみたいな大人も、リヴァイみたいに常に現実の厳しさを思うひとも当然必要なんだけど、こういうちょっと柔軟で前向きな発想をする大人も大事だなと思う。

たとえそれが現実的ではないとしても、まず戦って相手を下して、という考え方になるよりも、いい。巨人のように意志の疎通が図れないならまだしも、相手もまた人間ならば。

とりあえず、1年前のエレンは、仲間が大切だと言って守ろうとしてた。それが、ジャンの言う通り、たとえそれが可能でも前線にミカサを出そうとはしなかったエレンが、最早武器としてミカサを扱ったように見えるマーレでの行動。
決定打になったものは、何だったんだろう。
講和の道は考えてないとしても、あれほど急進的かつ人道性皆無の手段に打って出なくてはならない、と思うほどの、何がエレンにあったのか。

エレンにだけ見えるもの、があるんだと思ってた。クルーガーは誰の記憶かはわからないと言いつつ「ミカサやアルミン みんなを救いたいなら」と言ってた。
たとえば、ある種の未来というか、結末のようなもの。それを何としても回避したいのかな、とか、そんなことを。
物理的にも、彼を突き動かした何かがあったのかなあ…。

毎月目が離せない。

来月は別マガ表紙がアニメ版スクカーとのことで、これはシガンシナーズ+清掃員ですか!?

いやん、楽しみ!!

コミックスの巻末嘘予告、えれーんが大変ヒドくて良かったです(笑)。がっぷりいってた!(笑)がっぷり!! そうか、君でも怒るのか。安心したよ!w ヒスがただのビッチ(日本的に「性的にだらしない女」ではなく、英語本来の「クソ女」「イヤな女」の方で使っております)ではなく、一応ひとのココロを持っているビッチだと判明してほっとしました(笑)。
ごすみかちゃんは安定の中二脳を披露しておられました…。その呼びかけはあかんwww でも可愛いからいいの。
せいそういんどこいった。あんだけえれーんがばっしゃードリンクぶっかけられてんだから、ゆかも汚れまくり、相当ブチ切れてると思います。お掃除誰がすると思ってんの、みんな!

てゆーかそのドリンク云々、今書いてるみかさしゃに地味に繋がってちょっと楽しかったです(笑)。これはよい偶然を頂いたw

20180811→
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